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平野紫耀『ういらぶ。』JUMP知念超えの興収も「内容薄すぎ」
平野紫耀『ういらぶ。』JUMP知念超えの興収も「内容薄すぎ」
King&Prince・平野紫耀が主演を務める映画『ういらぶ。』が11月9日に公開され、10〜11日の国内映画ランキング(興行通信社提供)では3位にランクイン。

土日2日間(全国215スクリーン)で動員14万3,000人、興収1億7000万円を記録した。

ジャニーズ事務所が今最も力を入れて売り出している平野だが、ひとまず前作の主演映画の動員を上回り、結果を残したようだ。

今作は、「好き」と言えずドSのフリをしている“超こじらせ男子”和泉凛(平野)と、幼なじみで超ネガティブなヒロイン・春名優羽(桜井日奈子)の恋を描くラブストーリー。

累計発行部数180万部を突破した星森ゆきも氏による人気コミックの実写化で、平野&桜井のほかには玉城ティナ、磯村勇斗、桜田ひより、伊藤健太郎らが脇を固めている。

「平野といえば、今年は女優・平祐奈がヒロインを演じた映画『honey』(3月31日公開)でも主演に抜てきされており、こちらは9位スタート。公開前の時点で平との熱愛疑惑が広まった影響か、土日2日間(3月31日〜4月1日、全国145館)で動員5万5,097人、興収は6406万5900円という結果でした。映画情報サイト『映画.com』によれば、『ういらぶ。』は『honey』の興収比265.3%で、桜井と俳優・吉沢亮が共演した映画『ママレード・ボーイ』(4月28日公開)と比べても興収比239.2%の成績だったとか」(ジャニーズに詳しい記者)

Twitterなどでは「原作ファンだから楽しみだったけど、想像以上で満足。キュンキュンしすぎた」「原作ファンからしても最高でした!」と、好意的な感想が多く見受けられ、レビューサイトでも概ね高評価がついている。しかし、同作を見たネットユーザーからは「ハッキリ言って前半は平野くんのプロモーションビデオみたいな感じ。平野くんファンにはオススメの作品」「全体としての流れがない。メイン2人の演技がオーバー過ぎて、共感できる要素なし」と、手厳しい意見も。

さらには、「ハラスメント満載のいじめ増長作品だった。親としては絶対見せたくない。今の世の中ではダメなシーンが目立つ」「ドキドキ・ワクワク感がなかった。演出と演技力の問題。桜井ファンにあまりオススメできず、平野ファン専用の映画」「5.0の評価をつける人はほぼ平野紫耀ファンだろう。内容が薄すぎて途中寝そうになった」と、脚本や演出の責任を問う声や、ネット上の絶賛コメントを疑問視する書き込みもあった。

とはいえ、前述のように数字面ではまずまずの滑り出しとなった同作。

今年秋公開の話題作のデータを見ていくと、例えばEXILE・三代目 J Soul Brothersの岩田剛典と杉咲花の共演作『パーフェクトワールド 君といる奇跡』(10月5日公開)は『ういらぶ。』よりも上映館が多い全国323スクリーンだったが、土日2日間で動員8万9,000人、興収は1億1738万0800円。

また、佐藤健と高橋一生が共演し『億男』(10月19日公開)の記録は土日2日間で8万9,000人を動員し、興収1億2000万円(全国299館)をあげている。

これに比べ、215館で始まった『ういらぶ。』は動員14万を突破しているため、大健闘といえるだろう。

「今年公開のジャニーズタレント出演映画と比較しても、平野のブレークぶりが証明されています。Hey!Say!JUMP・知念侑李が単独初主演を務めた『坂道のアポロン』(3月10日公開)はオープニング2日間で動員6万5,000人、興収8500万円(全国289館)を稼ぎ、8位発進でした。『坂道のアポロン』はジャズを通して描かれる青春物語、『ういらぶ。』は中高生向けのラブストーリーと、ジャンルは違うものの、今作で平野は“知念超え”を果たしていますからね。ちなみに、ジャニーズでトップに君臨する嵐の櫻井翔主演『ラプラスの魔女』(5月4日公開)は、公開後土日2日間で、動員は約20万8,000人、興収は約2億7800万円(全国323館)でした」(同)

また、黒島結菜とジャニーズWEST・小瀧望がW主演した3月3日公開の『プリンシパル 恋する私はヒロインですか?』(全国164館)は封切り直後の詳しいデータは不明ながら、8位に初登場していた。

順位からしても、『ういらぶ。』は『プリンシパル』より好調な出足を切ったものとみられる。

11月19日にはTOHOシネマズ 日比谷にて「『ういらぶ。』公開御礼トークSHOW!」が開催され、主演の平野が登壇する。

こうしたイベントで、公開後も客足がさらに伸びていきそうだ。
【日時】2018年11月18日 17:30
【提供】サイゾーウーマン